スマホからブログ、
第三弾。
今日こそ帰ったら橋マニア最終回をと思っていましたが、複数のかた(ご本人、ご家族)から「気がついたら床に寝ていて起きられなかった(起こせなかった)」というお話を聞いたので、喫緊の天の啓示(おおげさ)としてみなさんにお話してきたりやってみたりしたことをブログに書いておきます。
何かの拍子で、床に仰向けに寝ている。寝たくてねた方もいるでしょう。心ならずも寝たかたもいるでしょう。目の前で自分以外の人がずるずるっといったという人もいるかもしれません。まずは落ち着きましょう。床に寝ているということは、現時点での重力の最下層です。放っておいてもこれ以上落ちることはありません。まずは落ち着いて、ケガがないか、周りに危険物はないか(何か巻き添えにして割っちゃったりしてないか)、確かめます。
そのあと、別に支障が無ければそのままだっていいのです。ケガがなくて時間があれば、寝ててもいいのです。うまいこと横になっているなら、それは転んだのではなく寝たか着地です。特に問題はありません。
でも、起きたい。座りたい。寝るにしても、床ではなくベッドに行きたい。そういう場合、いまの位置から高い位置に動くことが必要です。いつもは腹筋運動のように起きてるかもしれませんが、大事を取りましょう。ゆっくりと、そして、ステップをひとつずつ踏んで、位置を高くしていきましょう。江戸っ子はとかく急ぎがちですが、慌てるナントカは貰いがナントカって言うじゃないですか。今は痛くなくても、どこか痛めてるかもしれないし、この際ゆっくり行きましょう。手伝ってくれる人も、その方が楽です。
いつもは仰向けのまま起きているそういう方も、ちょっと横を向いてみましょうか。横になるのが大変だったら、誰かに手伝ってもらってください(この横向きも楽な方法があるのですが、長くなるので割愛します。知りたい方は個人的に聞いてください)。
横を向けましたか。向けましたね。そしたら、なるべくまるーくまるーくなってください。赤ちゃんのように丸く!猫のように丸く!ダンゴムシのように丸く!なります。そしたら、下になってる手の肘と、使える人は上の手の手のひらで床を押して、下になってる足の大腿の側面とお尻を自分の座る姿勢の底面として、ゆっくり手で調整しながら、起き上がります(説明がヘタクソで分からん、というかたは、これまた個人的に聞いてくださいね)。
一応、たぶんここで、横座りっぽく座れました。そしたら、さっきまで下だった手の手のひらを地面について、さっき底面とした大腿部の下にある方のすねをつくようにして、左に向かって体を回転させます。そうすると、うまくいけば四つんばいになれます(説明がヘタクソで…以下同文)。四つんばいになれれば、痛めたりしていない限り、そのままどこかへ行けます(麻痺で無理という方は、座った時点で動く方がいいかも)。手近に椅子があればひっぱってきてお尻だけ持ち上げて乗せれば座れます。ベッドまでいければお尻からでも腕~肩からでも登れると思います(登り方は個人的に、以下略)。
とりあえず。
大事なことは、起きる前に横向きになることです。仰向けのまま起きるのは元気一杯なときに任せておきましょう。それと、家族をたくさん呼んできたけど起こしてあげられなかったという方も過去複数いらっしゃいましたが、とっさに誰かを起こしてあげるには、結構な人数が必要です。起こしてあげるのは、諦めましょう。そして、寝てるかたも、起こしてもらうのは、諦めてください。起こしてあげたり起こして貰ったりするのではなく、本人が起きるのを手伝ったり、手伝ってもらったりしてください。立ってたり、座ってたりして床に降りたかたなら、大きなケガがなければ、手伝ってもらうレベルで起きられます。
ということですが、転ばぬ先の杖という言葉もあります。なんでもないときに、床から起きてみておいて、床から起きるお手伝いを経験してみておいてください。特に普段ベッドで寝ている人。急に慣れないことをやろうとしたら、できないのが当然です。できる間にできなくなったことを想定して練習しとくのが吉です。防災演習とかはそうしてるじゃないですか。だったら自分が転んだらっていうのもやっておいて全然恥ずかしいことじゃありませんよ、ほんと。
…以上、スマホなので図もなーんにもないのですが、そのうちもう少し分かりやすく書き足したいと思います。ついでにご家族集まってもらっての床から起きる、起きてもらうのおうちレッスンで渡そうかな~。そんなことを思う、床に寝ていた話を複数聞いた今日この頃。みなさん雪で滑って地面に寝ないように気をつけましょうね、というオチがつくのでありました(オチてないオチてない)