「脳性麻痺をやめたって、どういう事ですか」(キネステティク・クラシック ネオ)

一昨日の投稿で、「脳性麻痺をやめたユイさん」と書きました。この投稿はもともとフェイスブックに書いたもののコピペだったので、言葉足らずな所が有ります。「脳性麻痺ってやめれるの?」と聞かれたので、書き加えておきます。なお、これは私が今までユイさんやニナさん、二人をファシリテートしたNKA 日本キネステティク普及協会の中本理事から聞いた事を元にしています。ご本人たちの口から直接聞いて、ご本人達の学習の成果に直に接したい方は、広島で行われる「常識破りのワークショップ」にご参加ください。お二人のブログもぜひご覧になって下さい。

おそらくですが、ユイさんの医学的な状態は、動けなくなりかけていたキネクラネオ前と、楽に動けるようになったキネクラネオ後(=今)と、そんなに変わらないと思います。
何が変わったかと言うと、「脳性麻痺だから出来ない」と考えるのをやめて、自分の体をよく観察してコントロールする事を身に付け、自分が動きやすい様に環境を整える事を実践した事でしょう。
それだけで?と思うかもしれませんが、「それだけ」が適切に出来ていれば、驚くほど楽になるのです(ユイさん以外の方からも、「魔法かと思った」とか、「なんでか分からないけど動けちゃったから笑ってしまった」とか「重いと思って構えたら拍子抜けするほど軽かった」という声をよく聞きます)。

それだけで、と思うような事ですが、それ、普段、出来ているでしょうか。
例えば、自分を観察することだけでも、このブログをお読みになっている今、自分が今何をなさっているか、言葉で表現出来ますか?
頭は?
首は?肩は?
手は?指は?掌は?
腕は?
背中は?
胸は?
腹は?お尻は?腰は?脚は?足の裏は?足の指は?
……全部書けないので止めておきますが、今、何をしているでしょうか。
そして、それは、今やりたいと思っている事に対して、適切な使い方でしょうか。
スマホを持っているのなら、左腕の肘が浮いていて、肩が重くなっていませんか?
右手の特定の指だけを酷使していませんか?
画面までの距離は目に無理が無いですか?
などなど、です。

自分を観察し適切に使うと楽になるというのは、脳性麻痺であろうが無かろうが、痛い所が有ろうが無かろうが、動かない部分が有ろうが無かろうが、欠損があろうが無かろうが、同じです。
今の自分が持っている資源を最も適切に扱って使えるという事が、今の自分が最大限に楽に動けるということです。
そのヒントを体験を通して学習するのが、キネステティク・クラシック ネオなのです。

環境についてあまり書けなかったので、それはまた後日書きます。

自分を観察するヒントを体験したい方は、体験会にぜひどうぞ。
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