というわけで、アメブロで4コマ漫画ジャンルに登録しているので、しばらくは羊頭狗肉にならないようにパンキネ記事をかかねば、と。
始まって数日でいきなり触れてはいけない秘密に触れている気がするパン田さんですが、「もっふりは筋肉じゃないから感覚が鈍いんだよ」と言いたかったのですね、きっと。
キネステでは、動きのことをシンプルにみていく便宜上、体を骨と筋肉にざっくり分けます(キネステでは、脂肪はありません。大事なことなのでもう一度、キネステでは、脂肪はありません)。
筋肉というと体を動かすものというイメージですが、実は筋肉にはもうひとつ大事な役目があるんですね。
それは、感覚器としての筋肉、という側面です。
1コマ目の絵のように、足でなにか踏んだとします。
それが石のように固いか、スポンジのようにやわらかいか、目で見なくても分かりませんか?これは、足の裏と接地面の間にあった何かが足の裏に触れて筋肉に圧力を与え、筋肉の中にあるセンサーが、それを感じることができるからです。
これは筋肉の持つ特性なので、骨の多い面で触れても、同じようには感じられません。たとえば2コマ目に「指先で点字を読む」と書いてありますが、あれを手の甲側の第一関節あたりでやっても、指先と同じ繊細さで凹凸を感じとることはむずかしいでしょう。
同様に、3コマ目のようにもっふり越しになにかを踏んでも、もっふりで圧力が分散されるので、何を踏んだか細かく感じ取ることは難しくなります。ご年配の方で足がむくんでいる方が、「足の裏がまるでわらじをはいているみたいなのよ」とおっしゃっていましたが、それはむくみによって足裏がもっふり越しの足裏と同じような状態になっているのですね。
上記のように足裏が浮腫んでいるかたで、立つ事や歩行が不安定な場合、むくみを減らすことによって、姿勢の不安定さの改善が望める場合があります。想像していただくだけでも分かるかと思いますが、足の裏の感覚が無いままで歩くことは、健康な人でも不安なもので、不安から来る緊張がより一層動きを硬くすることになります。こういう場合、感覚を改善することは、動きの改善にもなるのです。
足の裏のむくみを取る方法には、いろいろな方法があります。その方の状態によって適切なものを行うことを、おすすめしたいと思います。たとえば、血が固まりにくくなる薬を飲んでいる方の皮膚には圧力をかけない方法が望ましい、などです。