昨日までのサポーターレベルで、オムツの当て方という活動をしました。
サポーターレベルはパーソナルレベルでの概念(キネステで使う動きのツール)を習得した上で問題の分析と解決に使うので、箇条書きにしたら、たとえば下記のようになります。
・問題 オムツの漏れ
・状況 ベッドで仰向けに寝ているが、自分ひとりで動くことはできない
・概念による分析 ・・・は、概念を学習しないと書いても???なので略しますが、たとえば「体位」という概念ではこれは「仰臥位」、「人の動き」の概念では「移動を伴わないその場での動き」です(以下略)
ということで、試しに、フェイスブックでのバーチャル練習会のネタとして下記を投稿しました。この会には概念の理解が不可欠なので、キネステティク・クラシックのパーソナルか、キネステティクス(R)のベーシック修了以上のかた対象のグループとさせていただいています(参加したい方はご連絡ください)。
サンプルで、コメントがつく前のたたき台を投稿してみますね。コメントがつく前ではありますが、サポーターレベルで一旦俎上に上がった内容なので、複数の知恵が集結しております。みなさんありがとうー!
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オムツの当て方で問題になりがちなのは、「漏れる」とか「手を入れてイタズラする」とかですが、それがご本人のせいばかりではない場合があります。
漏れたり、手を突っ込めたりするのは、余計な隙間があったり、きちんと当たっていなくて不快だからという場合もあります(ゴムが緩んだパンツで過ごしてみてください)
動きたくない、歩きたくないのは、鼠径部やウエストのツナギを超えて、オムツが大腿部や胸郭までかかってしまってるのもひとつの原因かもしれません(試しにパンツの裾を引っ張って大腿部にかけて歩いてみましょう(´Д`)
オムツは介助を受ける人にとって、環境です。より良い環境を提供することで、快適に過ごしてもらえる機会を提供できるかもしれません。
パーソナルレベルでも説明することがあるオムツの当て方のポイントを、復習兼ねて箇条書きしますね(やり方全部は書きません)
・オムツを、表を外側に縦に半分折りして、縦方向に軽く引く→半分折りにするのは当てやすくするためと半分折りの山部分が股間にフィットするように、軽く引くのは鼠径部のギャザーをたてるためです
・オムツを当てるときはゴム部分の中央が背骨の一番凹んだところに当てる→ゴム部分をウエストのツナギにきちんとあてる
・股が隙間なく当たるように、背側と腹側の上の縁を引く。
鼠径部に足まわりのギャザー部分をしっかり沿わせる。
ウエストのテープを、下のテープは鼠径部を沿わせながら引いてきた方向(やや上向き)に、上のテープはウエストに沿わせてきた方向(やや下向きか平行)にゆるみの無いように止める
→介助者が、食い込んでる?!と思っても、ゴムだからキツくありません。逆にここが緩いと漏れます。
・何よりも、サイズの合ったオムツを選んでください。大は小を兼ねない!