しばらく前に、将来やってみたい仕事を紙に書いたことがありまして、そのうちのひとつが、自治体がやっている無料マッサージでした。どうやったらできるのか分からないまま流されていたら、ひょんなことからそれが叶いまして、現在ときどき無料マッサージ当番をやらせて頂いております。なんでそれをやりたいと思ったのかというと、一見さんとかマッサージを自力で受けにいかないかたとかをマッサージしてみたかったのですねー。その願いも漏れなく叶いまして、今までの人生でマッサージ受けたことがないというかたにも時々巡り会っております(ありがたやありがたや)。そういう人に向けた訳ではないのですが、マッサージする側にとってのあるある話、かつマッサージをうまく(この場合、うまくというのは効率的にとかそういう感じの意味)受けるコツを一つ書いておくことにしました。
最大にして、もしかすると最難のコツは、これです。
自分を相手に委ねること
文字にするとえらく壮大ですが、具体的にいうと何もしなくていいんですよということです。前も書いた気がするんですけども、みなさん、親切すぎます。
手を持ち上げられたからといって、それを保たなくていいんですよー。
足首を回されたからといって、自力で回さなくていいんですよー。
頭を持ち上げられたからといって、首で支えようとしなくていいんですよー。
マッサージする人は、落としません。
ていうか落とされてもどうってことありません。
でも、親切に自力で何か手伝ってあげようとすると、力が入ります=あなたの筋肉は収縮します。
収縮中の筋肉を、どうやって柔らかくできるでしょう(いやできない)
力を抜いてくださいねと言われれば言われるほど抜けないでしょうし、そもそも自分の体に力がはいってるかどうか、考えたこともないかもしれません。でも、入れなくていい力は、入れない方がいいです。なぜなら無意識に入れている入れなくてもいい力があなたの体を固くしている可能性があるからです。
え、何いってくれちゃってるんだか全然わかんない。と、
いう方は、良かったら一度クラニオを受けてみてください。受けてみても上で書いてることが何だか全然分からなかったら料金頂かなくてもいいです。
脱力は感覚の前提で、感覚は動きの前提です。キネステを受けていてもどの動きが楽か全然分からないかたは、手を持ち上げていた施術者が突然手を離しても、手が落ちない人かもしれません。そういうかたは学習効率上、キネステを受ける前に何らかの形で脱力を体験しておく方がいいです(コースの途中でそれが可能になる活動がいくつか入っていますが、脱力を経験することが必要であるという意図を持たないでコースが進むと体験が十分浸透しないうちにスルーされることがあります)。
とりあえず。書きかけの記事が溜まっておりますが、以上、忘れないうちに、書いてみました(後日修正するかも)