お金のことを書きましたが、お金が一番大事なわけじゃないですよ。
以前、「キネステを紹介するような実技講習をやって欲しい」とオファーが来た中に、「一時間で」と話があったことがありました。
一時間で、キネステの、実技講習。
キネステティク・クラシックの体験会は、三時間です。
今までほったらかしてた動きに必要な感覚を体験する(これも、再学習です)のに半分くらい、それを使って動くのに半分くらい。
端折ってやっても、私には二時間くらいが限界です。
それ以下で実技を伝えたら、それは既にキネステティク・クラシックではありません。
実技じゃなくて、見るだけだったら出来るけど、見るだけだとキネステティク・クラシックは分かりません(だから通信教育とかは無理なんです)。
なので、ご担当者さんには、こう伝えました。
「講師料はそちらの言い値でよいので、なんとか二時間やらせてください」
ご担当者様はしばらく考えていましたが、「検討して、ご連絡します」とおっしゃいました。
それが、開催予定日の一ヶ月前くらいだったでしょうか。
その後、気が付いたら、開催予定日三日前。
まだ返事は来ていません。
連絡したら。
「ちょうどこちらから電話しようと思っていました(え?)。
二時間取るのは、無理でした(ええ?)。
また時間が取れるようなことがありましたら、改めてお願い致します」
・・・えーと。
頼んだ人が、連絡してくると思うよね?
そうじゃなかったとしても、連絡しますって言った人から、連絡来ると思うよね?
予定してたらずっとその日を空けておくよね?
空けてたら他の仕事が入れられないから、そこで仕事してたら発生したはずの収入はゼロだよね?
学習には時間と手間とお金が必要ですが、この中で一番貴重なのは、時間です。
時間だけは、増やせません。
でも、一番テキトーに扱われています(わあ、まるでキネステティク感覚みたーい)。
誰にでもわかりやすいように書くとですね、自営の人の時間は、=お金です。
なので、自営のお忙しい方が私のために時間を割いてくださると、それだけで泣いて土下座したくなるんですが、これはお勤めだけしてると多分一生まったくわかりません(って書いてる私も色々まだ徹底できてないですすみません)。
学習によらず、やりたいことをするための時間は、作るものです(お金もですが)。
時間が作れない時点で、やる気はないんです。
キネステティク・クラシックでは、言ってることとやってることが違う時は、やってることを見ます。
「また時間が取れた機会に」と言われたオファー元さんは、多分永遠に時間は取れないと思います。