「キネステティク・クラシックのパーソナルレベルって、何をするの?」の続き、今日はユニット2についてです(概要はこちら、ユニット1はこちら)。
キネステティク・クラシックのユニット1では、「骨と筋肉」と「オリエンテーション」、「保つ動き・運ぶ動き」という概念を取り上げます。
ユニット2でこの内容を取り上げる目的は、
ユニット1で体験した重さの感覚と重さと動きとの関係の上に、ではその重さが動くときには体のどんな仕組みが関わってくるのかを、体験することです。
「骨と筋肉」は、私達の体を構成する要素の中から、動くために使われる部分をシンプルに取り出した概念です。
骨格模型というものがありますよね。
これは、私達の体を構成する要素の中で動くために使われる部分の一部を取り出したものです。
骨格模型は、それだけでは動きません。
人が動かすと、動きます。または、操り人形のように、骨格になにかをつけて、それを動かす駆動力があれば、動きます。
この、骨を動かす駆動力を持った何かが、体の中だと、筋肉となります。
骨と筋肉は、違った質を持つ物質です。違った質を持っているということは、違った役割があるということです。
「骨と筋肉」の概念では、さまざまな動きを通して、それらを体験していきます。
「オリエンテーション」とは、方向性のことです。
何かが動くときは、必ず動く方向がありますよね。
その、動く方向とはそもそも何かということと、動く方向を決めている体の中の仕組みはどんなものかを、オリエンテーションでは体験して行きます。
「保つ動き・運ぶ動き」では、体が作り出している動きの二つの質について体験をします。
たとえばですが、円筒と球は、違った転がり方をしますよね。体の中で作り出される動きについても、そういう質の違いがあり、それらが組み合わされて、多様な動きが作られています。
その、小さな動きの単位での動きの違いについてを体験して行きます。
そんなことを、ユニット2では、やっていきます。
ということで、「キネステティク・クラシックって、どんなことするの?」を読むだけでなく体験したくなった方は、ぜひ秋葉原での講習にお越しください。
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ここで毎度おなじみの、注:
キネステティク・クラシックでは、扱う概念の内容は他の団体のキネステと同じなのですが、順番が少し変えてあります。
これは、長年日本でのキネステ普及に尽力されてきた澤口先生と中本里美さんが、日本人に理解しやすい学習の順序があるのでは?と伝え方を再検討し、現時点で一番分かりやすいのではないかという形にされたためです。
他の所で学ばれてからキネステティク・クラシックに参加すると「?」となるかもしれませんが、動いてみたらすぐ分かります、自然に動きの理解が進む順番です~(^^)