痛みのある人のキネステでの介助・その2 「ゆっくり、丁寧に」

昨日の記事の続きです。
痛みのある方への介助のとき、自分が心に留めていることを、とりあえず四つ書きました。
・ゆっくり丁寧に
・ご本人に聞く(言語ではなく聞く場合もあり)
・自分で動けた、と感じてもらえるような介助をする
・相手の状態(この場合は痛いということ)に、自分が引きずられない

本日は、このうち、ひとつめの「ゆっくり丁寧に」についてです。

急いで何かをやっているとき、プロセスを把握していないことがありませんか。
「子供を保育園に連れて行かねばならない」と思っているとき、子供の状態や自分の状態をないがしろにしがち・・・じゃないですか(結果、連絡帳を忘れるとか)。
やさしくやるというのは主観であって客観的ではない、というようなことをNKAの澤口理事が言われましたが、丁寧にやるというのも、状況を細かく解釈できます。
人によって解釈はちがうでしょうが、現在の私の場合は、丁寧にやるとは「自分が何をやっているかと、相手の方がどう反応しているかを観察して、その都度修正をしながら何かを行う」です。
これが、心をこめて、とか、やさしく、とかだと、具体的じゃないから、人に話したときもうまく伝わりません。
自分のやっていることを理解して、相手の反応を観察するには、スピードが速いと難しいです。機能解剖を教わっていたときも、師匠に「お前は雑!丁寧に!!」と言われ続けてましたが、施術のときに介助に携わるようになってなって、やっとその意味が少し分かってきました;

ということで、キネステティク・クラシックのパーソナルレベルでは、自分の動きに目を向けることをしていきます。
自分のしていることを理解せずに相手に動いてもらえるのは、長嶋茂雄みたいな人だけです(若い人にはわからないか・・・天然で天才みたいな人だけ)。
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