今後のキネステティク・クラシックの講習はネオ版になります

日曜日まで石巻で、NKA日本キネステティク普及協会の中本理事による、キネステティク・クラシック パーソナルレベル ネオ版を受講していました。
夏前くらいからキネステティク・クラシックは内容が改変されてきています。今まで解剖学的に見るとこじつけに近かった部分が、NKA澤口理事の長年の多方面の探求による知見に基づいて、人間の動きに関わるさまざまな分野の見解と整合性の取れたものになって来ています(ネオ版になるに当たっての経緯等は、上記の澤口理事のホームページに詳しく記載されています)。
今回のパーソナルレベルには、ネオ版について学習するために、ファシリテーターが多数参加していました。そのほとんどが医療関係者でした。そして、ファシリテーター以外の参加者の方も、ほとんどが医療関係者でした。
平たく言うと、私以外は看護師さん(看護教員さん、助産師さん含む)と看護学生さんと作業療法士さんでした。
その方々が口々に、「今まで曖昧だった部分がすっきり納得できるようになった」「ネオの考え方を使うと、今までよりもっとケアの幅が広がる」とおっしゃっていました。

今までのキネステも、それはそれで、取っ付きやすくて身体のことを詳しく知らない方にも受け入れられやすいという面はあったと思います。
でも、これからは、「これは、この場合は分かりやすいからこう考えますが、こちらの場合には解剖学的に正しい別の考え方をしましょう」という、安易な二枚舌を使わなくても良くなりました。
分かりやすいから事実とは違うけどこう考えましょう、というのは、一見親切なようですが、ある意味聞き手を馬鹿にした態度です。
「本当はこうだけど、あなたはわからないだろうから、とりあえずこう考えてみてね」というのは、わざと事実と違ったことを伝えていることになります。
今まで思い込んでいたことに包んだ事実を伝えられても、矛盾が出てくるので、結局は使い物になりません。今まで思い込んでいたことと違っても、事実をきちんと伝えてもらう方が良い。

以前のキネステティク・クラシックを受講された方が再受講される場合は、ネオ版で変更になった部分を説明・体感していただきます。ぜひ再受講にいらしてください。
他のキネステティクを学ばれて納得がいかない方、キネステティクス(R)の時代に受講されてそのままという方も、知識のアップデートのために、ぜひ受講してみてください。内容が全然違うので再受講扱いにはなりませんが、今年中に受講される方には、気持ちだけですがテキスト代を割引させていただきます。

今後、キネステティク・クラシックは、各ファシリテーターの準備が出来次第、少しずつネオ版に変わっていくと思います。
今キネステを使っていてもやっとしている方、どのファシリテーターからでもいいので、ぜひネオ版を受講してみてください。
今までも使えると思っていた道具が実はちょっと使いにくかったこと、ネオ版でもっと使えるようになったことに、気が付くと思います。


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