キネステティク・クラシックク“ネオ”の概念とリカンベントの自転車について(前編)

キネステティク・クラシックは、現在、キネステティク・クラシック“ネオ”に変容中・・・っていうか、より納得しやすいものに変わりつつあります。今まで「キネステティクス(R)」(※(R)は登録商標のこと=キネステティクス(R)は商品名です=キネステティクス(R)を扱う個人や団体はキネステティクス(R)を商品として扱っていることになります)とキネステティク・クラシックは似たようなものだったのですが、今後は似たように見える別物になります。どこらへんが違うかというのは、今月末にネオのファシリテーターになる予定なのでその後に書くとして(今知りたい方は、さあさんことNKA日本キネステティク普及協会学術担当澤口理事のホームページをご覧ください)、本日はリカンベントの自転車について、ネオで考えてみます。

以前も、自転車についてブログを書いています。そのときは「伸展」という概念を取り上げて分析したことを書きました。
今回、キネステティク・クラシックがネオ化するにあたって、「体位」と「マスとツナギ」いう観点で見直してみます。
普通の自転車は、座位で漕ぎます。
リカンベントの自転車は、仰臥位に近い体位で漕ぎます。
細かいことは全部置いておいて、ネオ以前とネオ以後でリカンベントの自転車を漕ぐ体位関連で、大きく変わったことを書きます。
ネオ以前の仰臥位では、いわゆる体幹の部分は、胸郭と骨盤が重さを支持面に流している、ということになっていました(これは登録商標キネステティクス(R)も同じです)。
でーすーが、ネオでは、仰臥位で体幹の部分の重さを支持面に流しているのは上肢帯と下肢帯です。
ここで、商品名キネステティクス(R)を学んだことがある人は、思い出してみてください。

「腕のマスは、どこからですか?」
「腕と胸郭の間のツナギは、どこからですか」(※現在キネステティクス(R)がコースとして販売されるときは「マス」「ツナギ」という単語を使っていませんが私が教師だった時はこの言い方だったので便宜上こう書かせていただきました)

腕と侠客の間のツナギは、腋です。
腕のマスは、上腕骨と言う人と、鎖骨からと言う人が居ました。
もっと言うと、私は「ツナギは腋、腕のマスは肩から、でも機能的に言うと腕は前は鎖骨、後ろは肩甲骨から動いています」と言っていました。

なんというダブルスタンダード(二枚舌)。

でも、ここはマッサージ師としては、どうしても譲れないところなのです。方があがらなくなる原因のかなりの部分は、多くの人が「肩甲骨は動かない」と知らず知らずの間に思い込んでいることに起因しているからです。
肩甲骨が動かないと腕は動かない、というのは、動きについて語ろうという人間であれば、絶対にないがしろにしてはいけない部分なのです。
この辺のもやっとした部分が、ネオでは解消されました。

上肢帯のマスは、前は鎖骨で後ろは肩甲骨から!!
以上!!!

・・・すっきりしましたね!!!
すっきりしつつも、当時受講してくれた皆さん、ごめんなさい!
でも、さあさんも言っていますが、似てるけどちょっと違うものを知ることは、理解を深めてくれるので、良かったらネオの補講の再受講にきてください。みんなですっきりしましょう。

以上で前提の説明が終わったので、ここからリカンベントの姿勢を見ていこうと思うのですが、ここまでで、ずいぶん長くなってしまいました。
ということで、今回の内容を踏まえて、本題は次回に続きます。

 

追記 商標商標商品名と書いていますが、キネステティクス(R)登録商標のページに「他団体が似ている名称で同じものと思わせようとしている」と記載があり、っていうかこちらも同じものと思われちゃったら本当に困るので、お互いの利益を守るため、違いをはっきりさせるべくわざと強調しております。
もはや、ペットボトルに入っためんつゆと麦茶くらい違いますので。間違えて飲まないように、マジックではっきり書いておかないといけません。

 

 


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