マッサージ機を使うのは、元気で健康なときにしてください・後編(キネステの「環境」と「感覚」の話)

昨日の、マッサージ機で筋肉痛になった記事。
マッサージ機のお世話になるのは、自分でマッサージ機をコントロールできるときだけにしてください、と、クライアントさんにお願いしました。
で、もうひとつ、キネステ関連で(?)クライアントさんにお願い、というか、説明したことがあります。

筋肉痛の施術が終わって、クライアントさんに、こう言われました。

「おかげさまで、だいぶ楽になりました。マッサージを受けるのと機械は、やっぱり違うんですね」

はい、そうです。違うんですよー。
色々違うところはあると思いますが、誰かに施術をする上で、マッサージ機と人間が一番大きい違いなんじゃないかなと、私が思っていることは、何だと思いますか。

答えは、「自分がやったことに対するフィードバックをかけられるかどうか」です。

この中には、少なくとも二つの要素が含まれて居ます。
・やったことに対する反応を感じるための感覚、
・感覚に基づいて次の行動を修正する能力、
です。
機械だと、この「感覚」の方が無いことがほとんどです。
人間だと、「クライアントさんが緊張してる、柔らかく接しよう」とか反応に対応して行動を変えることが可能です。

ということで、マッサージ機にかかるときは、機械が感覚を使って判断してくれないので、機械にかかる人間の方が、間隔を使って判断をしないといけません。
「ちょっと強いから弱めよう」とか、「もう十分押されたから終わろう」とか判断して実行するのが難しい状況で機械を使うのは、お勧めしません。

ということで、感じるのに必要なの「感覚」、それに基づいて状況を変えるのは「環境」。
どちらもキネステティク・クラシックで扱う概念です。
普段生活で意識していないかもしれませんが、キネステで身体と動きについて学ぶと、さまざまな場面で生活するのが楽になりますよー。
体験してみたい方、学んでみたい方。最新の予定については、こちらからご覧ください。
文字ばかりでは味気ないので、カレンダーも貼っておきます。


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