「私がしたいことは、介護技術を学ぶことではなく、ある状況で利用者さんに何が出来るのかを考えられる自分になることでした」(キネステで自分の頭で考えよう)

ありがたいことにキネステティク・クラシックへのお問い合わせやお申し込みを、毎日のように頂いております。
そんな中で、時々、受講を申し込まれる前提でのお問い合わせにお答えしていて、結果的に受講をお断りすることになってしまう場合があったりします。
どういう時かというと、
・資格がとりたい
・すぐに役立つ介助の技術を知りたい
・現在介助を教える仕事をしていて、そのスキルのひとつに加えたい
…など、です。
資格は・・・取っても、あんまり意味がありません(爆)
キネステの知名度が低いので、資格を取ったら就職に役立つとかそういうのはあまりないし、そもそも資格(?)があってもなくても、日々使ってる方が大事だからです。
すぐ役立つ技術、という点では、キネステは道具なので、すぐ役立つかどうかは使い手によるし、道具なので、技術ではないです。しかも、パーソナルレベルは自分の動きを見るので、誰かの介助にすぐ使えると思えない場合があります(よーーーく考えると、そうではないんですけども)。
教えるスキルに加えるには、…どうなんでしょう。他の介護技術と並行して伝えると、聞いた人が混乱するような内容があります。
そういうご希望でいらっしゃるとお互い不幸になる気がするので(ならないかもしれないので、説明は尽くしますが)、最終的には「私の思ってたのとは違ったので、今回はやめておきます」といわれることもままあるキネステへのお問い合わせ。
そんなことがあるので、体験会でも時々「パーソナルは自分の動きを見るので、介助にすぐ役立つとは言えないかもしれません。けど、遠回りのように見えますが結局は自分をまず知るのが一番近道って言うか他に道はないんですよ」的に言い訳がましくなってしまうんですが。
おひとりの受講者さんから、タイトルのようなお言葉をいただきました。

「私がしたいことは、介護技術を学ぶことではなく、ある状況で利用者さんに何が出来るのかを根拠を持って考えられる自分になることだったと、参加してみて分かりました。続けて学習したいと思います」

そう思っていただけると、キネステの入り口にお誘いした甲斐があります…。
前にも書いたかもなんですが、
介助技術を学びたいだけの方、すぐに役立つ技術を知りたいだけの方、今教えている介助技術のスキルアップがしたいだけの方は、お互い時間とかお金とかもったいないので、他の講習を受けていただくほうがいいんじゃないかなと思います。
自分にも、誰かにも、動きのトラブルがあったときに、自分の頭で考えられるようになりたい方は、ぜひキネステティク・クラシックを学んでみてください。
キネステは動きの道具なので、生き物の動きがある限り=生きている限り、ずっと面白く使えます。
自分の動きを見たり、家族の動きを見たり、子どもの動きを見たり、待ち行く人の動きを見たり、動物の動きを見たり、動くものの構造を見たり、いくらでも暇潰…じゃなくて、自己学習を深めることが出来ますよ~。
7月~8月に、パーソナルレベルと、「自分の動きのトリセツを作ろう」の開講が決定しています。
ご興味のあるかたで、動きについて自分の頭で考えたい方は、こちらのページのメールフォームからお問い合わせ・お申し込みください。


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