昨日マッサージをしていたら、お隣の会場で健康寿命についての講演をしていまして、お話の内容が、ところどころ聞こえてきました。
講義されていた先生曰く、健康寿命とは、介護を受けずに自立して暮らせる年齢のこと。今、男性は72歳くらい、女性は74歳くらい。
よく聞くのは、痛いから動けないとか、疲れやすくなるとか・・・
・・・というところまでしか、聞けませんでした。
そこまでしか聞いてないのになんですが、そういうところまでなら、健康寿命は簡単に延びますよ。日常の動き方に、キネステティク・クラシックの考え方を取り入れればいいのです。
たとえば、すごくよく言うたとえですけど、布団から腹筋で起きる人。腹筋が弱ったら起きられなくなる、誰かに起こしてもらわないと・・・と思えば、健康寿命はそこまでです。が、キネステの、がんばる力が少なくて済む、重力に逆らわない起き方を知ってそちらを選択すれば、あっという間に自力で起きられる人に戻れます。
また、ひざが痛くて、簡単には立ち上がれない人。キネステの考え方を使って、椅子を変えたり、立ち方を変えたりする工夫をすれば、ほとんど痛くなく立ち上がることができます(※自分がひざを痛めたときに試して実践済み)。
今までと同じやり方ではないかもしれないけれど、無理なく自分のしたいことをやり続けることができる知恵、キネステティク・クラシック。
人の介助をするときだけでなく、まずは自分の健康寿命を延ばすために、知っておくことをお勧めしたいです。(画像は厚生労働省のホームページより)