先日突如思いついた、せぼねラボ。
とりあえずやってみようといういつもの見切り発車で第一回が行われました。
入念な準備とか、計画性とかは全くなく、私にあるのは骨たちと会場とマニアックな本の数々と骨とキネステ愛だけです。
そんなゆるゆるな開始前、背骨くんも骨氏も若干緊張しています(そうか)
本日は参加される方が減ったり増えたりしましたが、結果的にマニアック鍼灸師さんがお一人、大変お忙しい中わざわざ都合をつけて来てくださいました。奇しくも出身鍼灸学校が同じことが判明・・・珍しい(二人ともあまり同じ学校の人に会ったこと無い)。
本来骨の説明をするはずでしたが、鍼灸師さんな上に、ブログを読んでくださっていて、動画も何回もみてくださったそうで・・・!
骨の説明よりも、さあさんがいかにすごいか(※いろいろな意味で)、『アウェアネス介助論』がいかに素晴らしい本かという話で小一時間過ぎました。
その後粘土をこねましたが・・・
背骨を作るのは難しかったです。(反省・来て下さったKさん、ごめんなさいありがとう)
結局、腰椎なら一個。頚椎なら二個が限界~。
次回は椎体を作っておくとか、もう少し工夫したいです(どっちかというと目的的に重要なのは穴とか突起とかな気がするんで)。
でも。
どこに穴が開いてて、何が通ってるかとか、どっちが前でどっちが後ろとか、どこがどことの関節面かとか、どうやって重なるの?とか、作ったらすごく良くわかりました。いやー、人間って、っていうか、生物って、良くできてますねー!
私、自動改札のスイカのタッチ面等等をデザインされた山中俊治先生という御方の隠れファンなんですが、先生がツイッターで「スケッチは、あとで見返すためではなく、その場で理解し記憶するためにとるものです。」とお書きになっていましたが、粘土で骨を作るのは、まさにそれ。
粘土で骨を作るのも、あとで遊ぶためではなく(いや、遊びもしますけどね、もちろん)、構造を理解し、身体で納得するためなのです。
ということで、また粘土をいじって見たい方、今度の水曜日の午後に同じ場所でねりねりする予定です。よかったらぜひご参加ください。キネステの話もしますよーん。
お問い合わせはこちらをクリック!(マニアじゃなくても怖くナイヨー)
みんなの粘土細工に骨氏もご満悦(うそっす)
おおーっ、環椎と軸椎が上手にできている!!!!
すばらしい。
軸椎の上の飛び出た突起は、じつは環椎の椎体なんです。
環椎の椎体が真下の軸椎の椎体に癒合して、あの突起になっています。
だからきれいに回るのです。すごいですねぇ、骨格というものは。
環椎と後頭骨の関節面は左右の2つです。
両生類も同じ構造なのですが、恐竜類と爬虫類では関節面は一個です。
不思議ですね。
骨は面白いですよね。どんどんマニアックになりましょう。
いつも面白い企画をありがとうございます。
わたしもなにかしようっと。
さあさん、毎度ありがとうございますm(_ _)m
軸椎の突起の由来、それで環椎には椎体がなくて輪っか状なのですね。
そういえばいつかどこかで聞いたことがあるような気がうっすらしますが、すっかり忘れておりました。
関節面はあの形で無いと回らないというのは、重ねてみて分かりました。最初、もっと狭く作っていたのですが、ちゃんと上下合わさらないといけないんだ~と。軸椎の横突起のところの穴も、最初適当すぎて、これじゃ椎骨動静脈通らないやとあけなおしました。動物の骨と比べるのも面白そうですね~、やるとしてもさあさんのように実物はないので写真でやるくらいになりそうですが。
狩猟をやるご親族の居る友人が居るので、筋膜料理はそのうちできるかも(でも鹿は美味しいけど寄生虫が問題なのよとのことでしたが)。
さあさんの足元にも及びませんが、ニッチでマニアックな方に行くのが好きなので、これからも獣道を歩みたいと思います。
ちなみに昨日本を5冊くらい持って行ったのですが、ほぼ『アウェアネス介助論』だけで用が足りました。これからは他の本はいるとこだけ抜粋して、現物は『アウェアネス介助論』だけもって行くことにします。そういえば、椎間板の水が圧力で失われることは複数の本に書いてありましたが、弱い圧迫だと水が入ることを書いている本は他にはありませんでした。縦方向に適度に圧迫されることも必要ということですね(=動かされるだけでいるのは本人の健康のためにあまりよろしくない根拠)と勝手に解釈しました。