キネステティク・クラシックのパーソナルレベルって、何をするんですか? ユニット1

一日あきましたが、一昨日の「キネステティク・クラシックのパーソナルレベルって、何をするの?」の続きです。

キネステティク・クラシックのユニット1では、「感覚システム」と「マスとツナギ」の概念を取り上げます。ユニット1でこの内容を取り上げる目的のひとつは、私達が、

重さを持っている自分の体を、
動きの感覚に基づいて動かしている

ことを、体験するためです。
文字で読むと、そんなの当たり前でしょ!と思うと思いますが。

今これを読んでいる姿勢(立って?座って?寝転んで?)の、
どの部分が、
どのように重さを地上まで流しているか、すぐ分かりますか?

また、今これを読んでいる姿勢(立って?座って?寝転んで?)の、
どの部分の緊張が高くて、どの部分の緊張が少なくて、
どの部分が引っ張られている感じがしていて、どの部分が重さでつぶれている感じがしているか、すぐ分かりますか?

そして、上で書いた重さについてと緊張についてが、
なぜそのようになっていて、
どのように関連しあっていて、
どうすればもっと楽になれるか、思いつきますか?
(そもそも、「もっと楽になれる」の、「楽」って、どんな状態でしょう。)

ユニット1で体験していく内容は、上記で書いたようなことの基礎になります。
重さって何か。体重は変わらないのに、重く感じるときと軽く感じるときがあるのはどうしてか。
自分のどこに重さがあるか。どうしてそこに重さがかかっているのか。
そもそも、重さを感じるっていう感覚は、なんなのか。
子供(でも猫でも犬でも、生き物なんでも)が抱っこされに来ると軽いけど、暴れると重くなり、寝入るとまた別の重さを感じるのはどうしてか(っていうのは自分の重さじゃないから、ほんとはパーソナルじゃないかもしれないけど~)

そして、重いものを動かすと、重いですよね。
軽いものを動かすと、軽いです。
そんなの当たり前でしょ、とまた言われそうですが、階段を上るとき、体を軽く感じるような上り方をしてますか。
スーパーの買い物袋、重い持ち方をしていませんか。
米を買ったとき、どうやって持ってます?
介助の仕事をしている人、重い人を重いままで立つのを手伝っていませんか(っていうのは厳密にはパーソナルレベルじゃないかもだけど、「自分を楽にする」という視点ではパーソナルで体験して欲しいことなので、ちょこちょこやってみることはします)。

そんなことを、ユニット1では、やっていきます。
また、このユニット1は、体験会としても受講可能です。
「キネステティク・クラシックって、どんなことするの?」を読むだけでなく体験したくなった方は、ぜひ秋葉原での講習にお越しください。
最新の予定はこちらから、
ご希望日があるかた、ご質問がある方は、こちらからお問い合わせください。

ここでひとつ、注:
キネステティク・クラシックでは、扱う概念の内容は他の団体のキネステと同じなのですが、順番が少し変えてあります。
これは、長年日本でのキネステ普及に尽力されてきた澤口先生と中本里美さんが、日本人に理解しやすい学習の順序があるのでは?と伝え方を再検討し、現時点で一番分かりやすいのではないかという形にされたためです。
他の所で学ばれてからキネステティク・クラシックに参加すると「?」となるかもしれませんが、動いてみたらすぐ分かります、自然に動きの理解が進む順番です~♪


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