昨日の昔話が思いのほか受けたので、続くことになったんじゃと(爆)
むかーしむかし。と言っても、これは7~8年位前のことじゃったかのう。
これははっきり覚えておるが、とある人に、「首の一番上は、鼻の下です。」と言われたんじゃ。
は?
鼻の下が首???
そこ、頭じゃないの?
っていうか、鼻は顔じゃないの??
顔に首がめりこんでるの???
ここで、骨氏に登場していただきましょう。
・・・骨氏、首がありません。
というように、顎が頭の一番下だと思うと、首が無い人になってしまいます。それでは、昔話じゃなくて、怪談です。
ここで、角度を変えてみましょう。
首、あるじゃないですか。
そして確かに鼻が首の一番上付近。
これ、頭蓋骨だけの模型を見ると分かりやすいんですよ・・・
ってことで、クラニオ者の小道具、トーガイくん1号を連れて来ました。
まず、骨氏と同じ角度から。青いところが、首に繋がる後頭骨です。
分かりにくいので、顎の骨(下顎骨)をはずしてみました。
・・・なんとなく、鼻の下が首の上が分かりかけてきたような。
拡大してみました。
が、高さの関係が、よくわかりませんね。
ここで、割り箸をおいてみましょう。
おおお!確かに、後頭骨の下=首の上は、鼻の下ですね!
・・とはいえ、鼻の下と言われても、おらのように「は???」となっちまう人がおるじゃろうから、おらは今では、
「首の一番上は口の中の上あごの奥くらいの高さです。
なんでかというと、頭蓋骨のカタマリの部分は、そこまでだから。
下あごは、カタマリからぶら下がってるだけなんですよ~」
と、言うようにしておるんじゃよ。
顎が頭の一番下だと思うと、首が無くなっちまうっちゅうお話は、これにてどっとはらい。