本日はエサレンマッサージ(ご存じない方のために、アウェアネス介助論にも少~し紹介されている、受け手の繊細な身体感覚を呼び覚ますような要素のあるオイルマッサージです)の友人と練習&情報交換をしてきました。
研究熱心な友人は、最近ハンドマッサージについて改めて探求しているそうで、自分自身に試した経過についてやクライアントさんなどの反応について興味深い話が聞けました。
私も、在宅で介護を受けているかたにマッサージする際、場合によっては手足はオイルなどの滑剤を使うことがあります。その後、友人からは全身のオイルでの施術、私は体は着衣で手足のみ衣服をまくっての施術を受けてもらい、施術中や施術前後の体の感覚のなどについて意見交換したり、お互いが受けて気になった使ったテクニックを教えあったりしました。
施術を受けて、リラックスの効用とか、部分が全体に及ぼす影響の大きさとか、触れられることの価値とか、体験をシェアできる仲間の有難さとか、いろいろなことを感じたのですが、中でも、自分のやってることを受けてみるって大事だな~と強く感じました。
自分がやってることが受け手にどういう影響をもたらしているかは普段なかなか分かりません(人の感覚は、感じることが出来ませんし)。マッサージの場合、やるばかりではなく受けることも勉強ですというのはよく聞きますが(自分のケアにもなるしね)、介助はやるだけでなく受けてみましょうとは・・・あまり聞きませんよね。マッサージと違って、練習会や講習会以外で、介助を受ける機会も場所も、ほとんどないですし。
ですが、介助は複数の人間が身体を使って関わる活動です。また、多くの場合は身体接触を伴います。見方を変えれば、介助もボディワークと言えなくもない。時には、自分のしていることについて受け手からフィードバックを受けるという機会があってもいいんじゃないかなーと思うわけです。
キネステのコースの中では、練習としてではなく、介助を受ける体験があります。この「練習としてではなく」というのが案外重要で、練習としてや技術を学ぶためとして何かを受けていると、相手が何をしているかに意識が向いて、自分の体や感覚に意識が向いていきません。純粋に受け手として、自分の体の状態、自分の感覚に目を向けるのって、普段自分がやる側に居ると、意外に難しいものなのです。
・・・ということで、自分のしていることを改めて見直すためにも、ぜひキネステのベーシックコースを。ベーシックコースは「自分の動き」に目を向けていきます。自分の動きは、相手に何かをするための基礎となるもの。自分が何をやっているか分からない人に介助や施術を受けた・・・くは、ないですよね。誰かになにかしたいと思う前に、まず足元を固めましょう。
体験会やコースの予定は、こちらから。お問い合わせ・お申し込み、お待ちしていまーす。