先日、西早稲田の地域交流館でさせていただいたお話の一部、かつ、その前もその後も、キネステのときはもちろんですが、マッサージ先でも何度も何度も何度も何度も言ってる話を、数回に分けて書かせていただきます。
タイトルは、「膝と膝を、くっつけないでください。」です。
これ、自分の膝も、人の膝(※介助するときとか、人に膝をくっつけないとみっともないと言うとか)も、なんですけど!
膝は、自然にしていると、くっつくようには、出来てません。
ここで骨やんを見ていただきましょう。
西早稲田でお話&体験して頂いたのは、大腿骨とその関連の話だったんで、ちょっとアプローチが違うんですが(その件もおいおい書きます)。
大腿骨の一番上の部分は、まっすぐじゃありません(知ってる人は、読み飛ばしてくださーい)。
骨やん画像を見てお分かりの通り、いわゆる「太ももの骨」の部分と、骨盤にはまる部分との間で、角度がついて、ねじれています。これ、二方向に角度がついてるんですが、角度が大きいほうは、前から見て「急に曲がってる!」とわかるもので、上の画像を見てお分かりのように、丸いケーキを三等分したくらい、120度くらいあります(ちなみに、このねじれてる部分が細くなっていて、「転んで大腿骨を折った」という場合、たいていここが折れてます。太もも部分が折れているわけじゃないんですよ~)。
なのでですね。大腿骨が骨盤にはまっている位置が離れている上に、大腿骨には外側に向かうように角度がついているので、骨だけの構造では、形からいって、膝と膝は自然にくっつくようには、出来ていないんですよ。
骨だけの構造では自然にくっつくようには出来ていないものをどうやってくっつけているかというと、キネステ知ってる方はご存知の通り(知らない方も考えたらお分かりでしょうが)、筋肉を使って、くっつけております。
その証拠に、女性の皆さん。電車に乗って席に座ったとき、座った直後は膝と膝をくっつけていても、疲れて爆睡しちゃったら、膝と膝が離れませんか?それを防ぐのに、スカートを引っ張って足を巻いたりしたことが、ありませんか?(私だけか)。
「私はお行儀がいいので、そんなことはありません」という方。
お行儀はいいかもしれませんが、くっつけ続けていると、老後が心配です。
なんで老後が心配かは、次回に続きます(続きました、こちらをクリックしてください)。