「不要不急」を反対の意味で使ってしまいそうになる理由(言語化のヒント・1)

あっという間に、5月になりました。今月は誕生月でもあるので、活動をゆるゆる再開したいと思います。
しばらく休んでいたので、せっかくだからカテゴリー分けを見直していきたいと思います。
新しく作るカテゴリーのひとつは、「言語化のヒント」です。

キネステティク・クラシック ネオは、動きの言語化の為の道具です。言語化とは、言葉になっていいないものを、言葉にすることです。言葉にすることで他人に伝えやすくなったり、自分に伝えやすくなって考えがまとまりやすくなったりします。

言語化の例として、最近よく聞く「不要不急」という単語を取り上げます。
不要不急とは「今すぐやる必要のないものやこと」という意味なのですが、たまに意味を勘違いしている方を見かけます。どう勘違いしているかというと、

「買い物は不要不急だから自粛しなくて良い」

……という風に、正反対の意味に捉えている方がおられます(ネットで複数人複数回見ました)。
何故こういう事が起こるかというと、「不要不急」を一つの単語で憶えようとしているからだと思われます。
不要不急は、単語として一単位ではありません。ばらばらにできます。不/要/不/急です。not用not急です。漢文だったら返り点を付けて「要でなく急でない」です。
そう考えると、意味を取り違えることが少なくなります。

世の中には、そういう「ばらばらにしたら間違えにくい」という言葉がいろいろ有ります。普段から時々言葉について考える癖をつけると、言語化をスムーズに行う役に立つことがあるかもしれません。

明日は「外出は不要不急か」について考える予定です。

5月1日はすずらんの日だそうなので、うちの庭ではびこっているスズランとヨモギを(゚∀゚ゞ)


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