今回のブログは、医療関係者の方への質問です。
私は鍼灸マッサージ師の資格で訪問マッサージをしています。
なので、病院に勤めたことは無いのですが、病院とか自宅でセラピストの方と関わっている方のところにも訪問しています。
で、時々困惑することがあるのが、タイトルのようなことなのです。
筋肉や関節に対するアプローチと思われる訪問リハビリの翌日、動きにくくなったり、ほぼ動けなくなったりする方が居るんです。
今までに複数いらっしゃったので、特殊なケースじゃないと思うのですが、病院だと家事とかやらないでしょうから、それでも大丈夫なんでしょうか?
在宅でそういったサービスを受けている方の中には、全介助に近い生活をしている方もいらっしゃいますが、サービスを受けながら料理をしたり、ごみ捨てをしたりと、お住まいの範囲内で軽い家事をされている方もいらっしゃいます。
そういう方は、動けなくなると、困るんですが、病院では動けなくなっても困らない、っていうか動かなくて良いから、もしかしてリハビリの仕方が違うのでしょうか。
で、動けない人には、病院方式が適用されているのでは!?・・・と、仮説を立ててみたわけです。
ちなみに、そういう方の中で複数のリハビリの方が関わっている方がいらして、人によっては動けなくはならない、複数の方々はみんなやり方が違うとおっしゃっていたので、リハビリ全部が向いてない人が動けなくなっているってことでは、ないと思うんです。
なので、病院と在宅では違うのかなあと思いました。それで、たまたま、病院派の方が在宅に入ってしまったとかいうのかなー、と。
以上、無知ですみません。
いつも興味深く、楽しく拝読させて頂いております。リハビリ業界に入って18年目の理学療法士です。
在宅リハビリをやっているのは主に理学療法士(PT)または作業療法士(OT)と考えられます。
私の持論ですが、世の中には3種類のPTがいます。
「まともなPT」「ぱっとしないPT」「くずPT」です。
まともなPTは、常に自身の知識と技術の不足を感じ、その向上に励んでいます。
ぱっとしないPTは、スキルアップしなきゃな~と思ってはいるけど、少ししか実行できていません。
くずPTは、スキルアップしなきゃいけないということ自体に気付いていない愚か者か、労力・時間・お金をかけてまではやらないというタイプです。
「まとも」or「ぱっとしない」を分ける私の基準は、「3か月前と比べて進歩しているか?」です。
3か月前と全く同じことをしているようでは、1年たっても2年たってもたいして進歩しないでしょう。それでいい仕事ができるわけがありません。
残念ながら、まともなPTは多くないのが現実です。
このため、リハビリでございます、有資格者でございます、といいながら、適当に手足を曲げ伸ばしするくらいしかできないPTが山ほどいます。
ですので、ご指摘の件は、病院リハビリと訪問リハビリの違いというようなことではないと思います。
一言でいえば、PTやOTの力量はすごくピンキリで、かつキリ側の人間の数が多いということなのです。
税金や医療・介護保険料から給料の大部分をもらっている身として、申し訳ないことだと思っています。
Keizoさま、はじめまして。
拙ブログをお読みいただき、コメントまで下さって、ありがとうございます。
また、PT(理学療法士)さんのお立場からのお答えまで頂きまして、重ねて御礼申し上げます。
な・・・なるほど・・・まともな、が最上級なのですね・・・
コメントを拝読して、私のPTさんに対する期待が大きすぎるのかもしれないと思いました。
おそらくどの世界でも、気付かずに現状を悪化させている人と、現状維持でいいやという人と、少しでも自分を成長させようとしている人とが居るんでしょうね・・・
あと、看護師さんは友人にも居てキネステにも参加されるので「こういう、人の動きに関することは習っていない」と聞いていますが、PTさんはキネステで言われていることもきっと知っているだろうと思い込んでいるのかもしれません。
コメントを読ませていただいて、私も日頃の自分を見直そうと思いました。
とても勉強になりました。貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!