本日は、
「気に入った靴が修理できる靴なら、相当長く履けるよ!」という話と、それに付随した、
無理な修理でも引き受けてくれる素晴らしい靴のお手入れ屋さんの話、
遠いところからの問い合わせにも親身になって答えてくれる情熱あふれる靴屋さんの話、です。
私の今履いているサンダルは、15年くらい経っています。
サンダルなのでずっと履いているわけではなく、冬は休んでいるので、実際は15年間ずっと履いているわけではないのですが、それでも結構長いですよね。
そのサンダルはこれです。
フィンコンフォートというドイツのメーカーの、マラガというサンダルです。サンダルなのに編み上げ風で、後ろ側がマジックテープになっています。子供を抱っこしたまま保育園の玄関に一瞬で上がれる靴が欲しいなと思っていたところ、出産前まで履いていた靴メーカーでこれが出たので買ったのでした。
ここの靴はメーカーさんに修理がお願い出来るので、底を変えたり上を補修したり中敷を変えたり、写真でも分かるように、ものすごく愛用していたのですが、一昨年位だったか、ついにメーカーさんで修理を断られました。そのとき、本当は買い換えたかったのですが、これと同じ黒のマラガは、15年前に日本で取り扱ったあとは、6年位前に扱ったのが最後で、もう在庫がなくなっていました。ターコイズブルーとマンダリンオレンジみたいな鮮やかな色はあったのですが、それだと純粋にサンダルとしてしか履けません。編み上げのおかげか、黒だと下に靴下を履くと靴とサンダルの間くらいな感じで履けたので、黒が良かったんです。
それでも、とにかくものすごく気に入っていたので、なんとか直せないかと思っていたところ、修理してくれるお店が見つかりました。池尻大橋のシューオブライフさん。皮の裏打ちがはがれているところに別の似た皮をあててくれて、なんとか履けるようにしてくれました。が、これは長く持つものではないので、これ以上の修理は無理とのこと(っていうかこれの修理を持ち込んだ時点で既にかなり無理)。
その後おそるおそる履いていたら、長崎の山口屋さんという靴屋さんが、「黒のマラガはドイツでは扱いがあるので、メーカーに言えば取り寄せてくれるはずです」と、教えてくれました。
で、ついにきた新品が、こちら!!
新しいです。いかにも新しいです。
ちょっと比べてみましょう。
・・・よく働いてくれたなあ、古いほう。
とはいえ古いほうもまだ履けるので、両方大事に使いたいと思います。