子どもの教育・感覚を育てるということ(キネステティク・クラシック ネオ)

現在、介助や介護、看護に携わる方だけでなく、教育に関わる方や健康に役立てたい方にも、キネクラネオことキネステティク・クラシック ネオを学んでくださっている方がいらっしゃいます。
その一例を、紹介します。

キネクラネオでは、一番最初に「感覚」を学びます。
感覚は動きと密接に関わっているため、その後の学習でも折に触れて確認していきます。
その中で、音楽教育に関わっている受講生さんが、ちょうど体験したばかりですという事をお話ししてくれました。
音楽の指導に行っている幼稚園での出来事とのことで、ご了承の上、シェアさせて頂きます(主旨が変わらない範囲で、細部は変えてあります)。シェアをご快諾いただき、ありがとうございます。

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「次回から新しい曲に入ります。その曲は鍵盤ハーモニカを使います。まずは曲を覚えるために歌の練習をします。曲に慣れてきてから鍵盤ハーモニカの練習に入ります。」と言いました。分かりやすく説明したつもりでした。

当日伺うと、「次回使います」とは全く言ってないのに、鍵盤ハーモニカが準備されていました。

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ここで受講生さんは愕然としたそうです。
キネステの感覚の話と結び付けてこの話をしてくれたのですが、何故愕然とされたのか、分かるでしょうか。

お話の続きです。

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子供たちはもちろん目を輝かせていました。
今まで使ったことのない、楽しそうなものが目の前にあるのですから当然です。

レッスン終了直後、「耳を使いたかったのに、目を奪ってしまってはダメなんです。」と園長に言いました。

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曲は、聴覚に訴えるものです。
楽器は、鳴らしていない状態だと、視覚に訴えるものです。

受講生さんは、まず、子ども達に曲を聞かせるつもりでした。
音楽の授業だから当然なのですが、聴覚を先に使って欲しかったのです。
それで、最終目標は楽器ではありますが、歌の練習をしてから楽器を、と言ったのです。

結果として、子ども達は初めて見る楽器という視覚刺激に夢中になり、思ったような聴覚的な効果は得られないことになりました。
幼稚園のスタッフさんにそれを告げたところ、「今すぐしまいます」と言われたそうですが、一旦見たものは消せません。
記憶に残ってしまうので、全く同じ状態にはなりません。

「看護や介護だけでなく、教育の分野にもキネクラネオを必修にしてほしいです」と、受講生さんは仰ってくれました。
人を育てるということ、特にお子さんを育てるということは、感覚の育ちを邪魔しないことが必要になります(感覚を育てようとすることではなく育つのを邪魔しないことが必要なのです。その二つは全く違うことです)。

この方のように、看護や介護以外でも、生活の全てのことに、キネクラネオを生かして頂くことが出来ます。

私達ファシリテーターは、動きの道具を使うヒントを提供します。
ご自分の持っている素材をどのように料理するかは、みなさんの自由に委ねられています。

全ての生物の動きの「?」に、キネクラネオを。

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2 Comments

  1. なるほど。
    わたしのFBでこの記事をシェアしてネタにしました。
    サンキューです。

    1. さあさん、ブログにもコメントありがとうございます!学びに来てくださる方から学ばせてもらえて、ファシリテーターになってよかったです(^o^)

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