アイロンは握り締めなくても良かった話(ほねきんラボ・3)

前にも書いたかもしれませんが、本日のほねきんラボのテーマはアイロンです。
アイロン。私のもっとも苦手な家事です。アイロンをかけてると、暑いし疲れるしどうせまた皺になるし、疲れることばかりです。
・・・と思っていたのですが、ある日、気が付きました。

私はアイロンを全力で握っている。

何故だ。
落ちない程度に、すべる程度に握ればよくないですか。
そもそもアイロンは熱と重さで布地を伸すけれど、アイロン自体に伸せる程度の重さは最初から付与されています。
「押せ」と言われるのなんて、アイロンプリントかゼッケンかすそ上げテープくらいなもの。しかも、押すのと握るのは、実は関係ありません。握らなくても押せるはず。

アイロンで必要なのは、押しと滑らせる移動です。
滑らせる移動は筋肉を使いますが、押しにはそんなに筋肉は必要ありません。アイロンをかけているのは地球上なので、アイロンが布地に適切に重力がかかるように配置してあれば、アイロンの重さが押しになります。
アイロンを筋肉を使って握っているのは、押しの方向に重さをかけているわけではないので、押しの援助ではありません。滑らせるための方向付けに必要なので、どちらかというと、持ち上げる(引く)ためです。最近のアイロンは底面のすべりがいいので、滑らせる力もそれほどいりません。アイロン台は地面と平行で狭くも無いので、よっぽどのことが無ければ握り締めてないと落ちるということもありえません。
つまり、私がアイロンを握りしめているのは、アイロンかけとは関係ない余計な活動です。アイロン掛け自体には全くいらぬことをして、疲れている訳です。
ここまでくると何故握るのかは真理的な問題とか過去に何かきっかけがとかあるのかもしれませんが、まあ、その辺はどうでもいいです。気が付いたら止めればいいのです。それだけです。

ということで、本日のほねきんラボの結論。
何か作業をしていて疲れるときは、筋肉がいらぬ仕事をしていないか、時々確かめてみましょう。
その後もアイロンかけは好きにはなっていませんが、力が入っていたらやめるという習慣は身につきつつあるこのごろです(最初から最後まで力を入れずにアイロンするところまではまだ至らない)。


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