あなたの妄想が、あなたのしたいことの邪魔をする(キネステ以前の問題)

変なタイトルですが、今日はキネステで言うところの、インタラクションの話です。
インタラクションというのは、インター+アクション、二者間(または三者以上)の関わりあいのことです。最近コースやその他で、動きの問題と見えたものが、インタラクションの問題だったことが続いたので、本日は「百回痛い人の介助」の続きを差し置いて、そのことを書いてみます。

誰かとのかかわりがよくなくて、自分の動きに影響していますという場合、それが妄想の産物であることがあります。
っていうか、よくあります。
二者間の問題だと思ってたら、自分だけの問題であり、独り相撲だったということですね。
ってことは、インタラクションの問題以前の問題。
キネステ以前の問題ですね。

どういうことか説明するために、自分もやっちまったことのある例を、三つ挙げます。
1・あの人は私を嫌っている
2・して欲しいことをしてくれない
3・こうしたらどうなるのかを考えたら不安

1は、本人から嫌いって言われたんでしょうか。別に本人からはそう言われてない場合が往々にしてあります。こういう反応をしたからきっと嫌いなんだ、っていうのは、妄想です。言い換えると、「あの人がこういう反応をしたからあの人は私のことを嫌いなんだと私は妄想しています」です。妄想してるのは私です。やめれば問題は終わりです。やめたくなければやっててもいいですが、それはご自分の趣味です。悩みでも問題でもなく、趣味。
ちなみにお相手本人に「嫌い」って言われると、意外に悩みにはならないものです。試しに聞いてみればいいです。

2は、して欲しいことを相手に伝わるように言ってますか。言ってなくて伝わってないことをしてくれないのは当然です。むしろ、してくれてたらラッキーです。言ってないことを分かってくれないというのは、ご自分の妄想です。
こうして欲しいと、率直に分かりやすく言いましょう。過ぎたことで今更言うのがためらわれるなら、次回そうならないように、あらかじめ言っておきましょう。対策しないで同じことを繰り返すのは、悩みでも問題でもなく、趣味です。

3は、まだ何もしてないですよね。何もしてない、起こってないことに対して、対応を考えるのは、無駄です。だってどうなるか分からないんですから。何かして、どうにかなってから、対応を考えることをお勧めします。
起こっていないことを心配するのは、妄想です。それで困るのは、趣味です。悩みでも問題でもありません。

ということで、インタラクションの問題以前の、独り相撲の妄想で悩むのは、お勧めしません。
したいことができないとき、邪魔をしているのが自分の妄想ではないかどうか、キネステの概念を適用する前に、まずは考えましょう。

たとえば、

この人は転びそうだから腕をつかんでおかなきゃとか(ご本人はまだ転びそうになってないし、不安なのはご本人じゃなくて転びそうだと考えてる自分だし、腕をつかみたいのは自分でご本人はつかまれたくないかもしれないし)、

直立させた状態で歩かせなきゃとか(ご本人は曲がった状態でバランス取ってるかもしれないし、立たせたいのは自分だし)

この人は自分が嫌いだからそれなりに対応しなきゃとか(自分が嫌いなんじゃなくてたまたまあるとき自分のしたことが嫌だったことがあるだけかもしれないし、今日は機嫌が悪いのかもしれないし、それなりに対応していると思っている対応が普段のその人と違っててむしろそれを好まないのかもしれないし)

全部妄想ですよ。
頭の中の妄想ではなく、目の前の相手を見ましょう。
インタラクション、二者間の関係が始まるのは、それからです。


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