介護予防にも、キネステを

先日、お声をかけていただいて、荒川区にある「ふれあい館」という施設のご高齢のかた向けの体操の時間に、キネステ風味の体操をやらせていただきました。20151214_100716

ふれあい館というのは、単に高齢の方だけでなく、赤ちゃんや未就学児と保護者の方とか、いろいろな方の使える施設だそうです。世代間の交流もありそうで、いい試みですよねー。

当日は雨の予報だったのが少し早まって晴れたので、予想よりも多い15人くらいの方が参加してくださいました。なんだか分からない横文字の体操にお集まりいただき、ほんとうにありがとうございます。これもひとえにご紹介くださったT様のお人柄のなせる技と言えましょう。重ねて御礼を申し上げたいと思います。
ご参加の方の、ほとんどが女性。事前に一度伺って希望をお聞きしたので、内容はキネステの「骨と筋肉」を中心に、前半で楽な動き方(椅子の立ち座り、床⇔椅子、床(応用でベッドも)から起き上がる、椅子の浅座り⇔深座り)、休憩を挟んで骨と筋肉を分ける考え方で筋肉の緊張を緩め、結果的に痛みが緩和したり動きやすくなったりという、お話と体験でした。

途中面白かったのが、私が動きにくくなったり体にトラブルがあったりするときに役に立ちますよとお話したら「でも今は元気だからこんなことしなくてもさっさと動けるもんね~」みたいなお声が上がっていたことです。
そうです。ほんとに、その通りです。
今は動けます。腹筋使っても、何かをぐいぐいひっぱっても、勢いをつけて反動を使ってでも、起き上がれるでしょう。
でも、どこか痛くなったり、動かなくなったりしたらどうします?
そうなってから練習すればいいですか?
そうなる前に一回でもやってみたことがあって、時々思い出してやってみたりしたら、急に使いたくなったときに使えますよね。
介助に役立つキネステは、自分で自分を介助するときにも使えます。つまり、動きで困ったときに役立つ道具としても使えるのです。
・・・みたいなことを、ちょろっとお話したりもしました。
結果的に、ご参加の皆さんにはなんとなく満足していただけたようで、良かったです。分かりやすかったと言って頂けて、安心しました。キネステは名前は分かりにくいですが、内容は分かりやすいんですよ~。
おうちで骨と筋肉を分けるのをやってみたかたが居たら、足腰の調子がその後どうなったか、聞いてみたいものです。

またぜひ機会があったら、介護予防としてのキネステを伝えることもどんどんしていきたいと思います。ご希望の方がいらしたら、ぜひお声をかけてください。
参加してくださった荒川区の皆様、お声をかけてくださったT様、どうもありがとうございました。違うバージョンを考えておきますので、またぜひよろしくお願いします。

20151214_111031参加者さんの椅子とタオルと自己紹介のホワイトボード(休憩中;)


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