腰痛対策・キネステ風

昨日、「肩こり対策・キネステ風」というのを書いたところ、腰痛対策についてもリクエストを頂きました。昨日の肩こり対策同様、一番簡単で誰にでもできそうでうまくいかなくても実害の少ない方法を書きますね~。

昨日同様、骨と筋肉を分けます。
腰の?!
手が届かないよ!?
…と思った方、ご安心ください。

骨と筋肉を分けるのは、脚と足です。

昨日、肩こり対策で、腋の下から手を突っ込んで、背中を分けましたね。
これも、よくよく考えたらつらいのは肩だけど、腋の下~背中を分けた訳です。
ということで(?)腰も脚と足を分けますよ。
脚は、太腿~ふくらはぎまで。足は、くるぶしから下です。

まず、仰向けに寝ます。足を伸ばしていると腰が引っ張られて痛い人は、膝を軽く曲げるなど、痛くないようにしておいてください。
で、今の自分の接地面を確認します。ウエストの下の浮きかげん、ふくらはぎや太腿やついでに肩の床への付き具合など、左右の差があればそれも軽く眺めます。
次に、膝を立てて、左右にゆっくり倒します。これも、左右の差とか突っ張り感の確認の為です。確認であってストレッチとかではないので、倒れるとこまで、軽く倒すので構いません。
以上、事前チェック終わり。二人組でやるときは、相手の人にもチェックしてもらうのですが、一個だけ二人組用のチェックポイントを書いておきますね。くるぶしから先の足、足先の角度を見ておいて下さい。
以上、下ごしらえ終了。この先をやる前に、お願いがあります。やっている時、必死にならないということと、時々息が止まってないか確認すること、ゆっくりのんびりやるということです。やりなれないことをすると知らないうちに必死になりがちですが、なるべく気楽にやって下さい。

では、いよいよ骨と筋肉を分けますよ~。
まず、太腿の外側から触れて、骨と筋肉のありかを確かめていきます。手のひらをぺったり付けて、全面に圧をかけ、手のひらの下の方に骨やら筋肉やらがあるのを確認します。全面に圧がかけにくいという人は、手首の付け根に近いところを広めに意識して下さい。紙面で制限があるのでさっさと先に進みますが、ズボンの脇の縫い目がありますね。あの辺がホネホネしてると思うんで、「あ~これが太腿の骨か~いつもありがとう~」的な感じで、膝までの間の骨の存在を確認していきましょう。
ここで大切なのは、これはマッサージじゃなくて骨と筋肉の確認なんだよ~ということです。
揉みません。
ツボも探しません。
骨のありかを確認するだけです。
特に普段施術している方。今は仕事の時間ではなく、何もしない時間です。くれぐれも揉まない、押さない、ほぐさないようにお願い致します。

骨感をしばらく味わったのち、筋肉に自分は筋肉だったんだ感を思い出してもらうために、いくつかワザを使います。
ひとつめ。骨をおさえといて、筋肉を揺らします。骨は形を変えないので、揺らされるのに向いてません。筋肉は、形を変えるので、おさえられるのに向いてません。それぞれ向いてる仕事をしてもらうことで、本来の役割を思い出してもらいます。太腿の骨は、先ほど書いたように、ズボンの縫い目側から触れます。つまんでおさえられる筋肉量(※キネステでは脂肪という言葉はありません(o´▽`o)の人は骨を軽くつまんでおさえ、筋肉量多めの人は先程までのように片手で圧をかけておいておさえ、筋肉を骨と九十度の角度に、ゆっくりぶるぶるさせてみます。
あんまり揺れません。という方がいるかもしれないので、ワザその2。ぶるぶるしながら、太腿を固くしてみます。すると、あら不思議。筋肉が骨のように固くなりました。すると、今までぶるぶるしてた筋肉は、揺れにくくなります。不思議でもなんでもないですか、すみません。では、今太腿に入ってる力を、ゆっくり抜いていきましょう。その間もぶるぶるさせるのは続けていてくださいね。これを何セットか繰り返します。そうすると筋肉が、「うわ!オレ柔らかいけど固くもなるんだ?!ということは、普段堅いけど柔らかくもなるんだ!?」的な感じで、だんだんぶるぶるがぶるぶるぶるぶるぶるぐらいに、柔らかくなっていきます(多分)。

…というのを、片側の膝から上に存分にやってですね。
膝から下も同じことをします(ざっくり)。膝から下は骨が二本ありますので、「あなたたちは二本~あなたたちは二本~」とつぶやきながらやるのもいいですね。ふくらはぎの筋肉を堅くする時は、つま先を上げると簡単です。
そして、仕上げに足首を回します。体操のようにくるっくる回すのではなく、つま先をがっ!とつかんで(手指と足指を組んでもいいですよ←俗に言う恋人つなぎ)、回り具合を確認しながら、ゆーーーーっくり回して下さい。
情け容赦なく回る角度いっぱいに回すのがポイントなのですが、自分でやるとなかなか情け容赦なくは難しいかもしれません。

足の片方でここまで終わったら、なるべくそーっと仰向けになります。
最初にやったチェックがありますね。もう一度やってみましょう。
接地面の、左右の差はどうですか。
寝ている感じの確認が終わったら、膝を立てて倒して、動き方の確認をします。
何か変わりましたか?
ついでに、腰の痛みや重さ、突っ張り感はどうですかー。
お疲れ様でした。
ここで終わり…にすると気持ち悪いと思うので、反対側の足もやりましょう。
全部終わったら、立ってみて下さい。立った感じも見ておきましょう。

どうですか。
多少楽になりましたか?
とはいえ、結局腰痛の大半は動きのクセで起こるので、元を絶たなければ、また同じことが起きます。
動きのクセを探求したいかたは、キネステを。

2015年12月19日 キネステ体験会(東京・新小岩)
2016年1月23日  キネステ体験会(東京・新小岩)

いっそのことコースで全部聞きたいわというかたは、こちらもぜひ。
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