膝と膝を、くっつけないでください。その3・足を二本揃えて膝を立てることで何が起こるか

膝と膝をくっつけないでキャンペーン、その3・最終回です。
その1はこちら
その2はこちら
番外編だけど大事なことはこちら

介助をするとき、介助を受ける方に膝を立ててもらって、横に倒してもらうときがあります。主に、横向きになってもらうときですね。
自分で同じ動作をすることもありますね。
このとき膝がはなれていると、こうなります。
・・・骨やんだとなんかよくわかりませんので、よかったらご自分でもやってみてくださいね。

そして、膝がくっついていると、こうなります。

・・・あれ。
なんか、背骨が曲がってしまいました。私の骨やんへの介助がへたくそだったんでしょうか。
もう一回。

あああ、上下逆になっています。直す技術がないので、そのままですみません。
でも、背骨が曲がってますね。
動かしながら撮影しようとしたせいか?

あれー、離したまま倒すと、曲がらないですよ。

・・・ということで、これ、骨やんじゃなくて人体だったら、どういうことが起こっているのか。
ぜひご自分で、やってみてください。
ちなみに、世の中での介助のスタンダードは、2017年6月5日現在、上の動画のほうです。
介助者は、介助される人の膝をそろえて、足を二本まとめて立てて、そろえたまんま横に倒します(膝を離すと足は二本になりますが、そろえておけば、扱うものが一個ですみますしね)。

こういうことをじっくり体感して、どんな感じがするかとか、動きにどう影響するかとか、そういうことを体験するのが、キネステティク・クラシックです。
何気なくやっていることが、あなたとあなたが介助する人の動きの能力をちょっとずーつ、ちょっとずーつ奪っているかもしれません。
介助をしている方は、自分のやっていることの確認のために、ぜひ。
介助関係ないっていうかたも、もしかしたら、明日介助を受ける側の人になるかもしれませんよ。
元気なうちに、ぜひ体験してみてくださいね。


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