「その利用者さんは立てないんです」というマジック(可能性に開くこと・2)

昨日の記事の続きです。

キネステの講習で参加者さんと話していて、利用者さんの話になることがあります。「その利用者さんは立てないので」、あれができませんとかこれができませんとか、とても良く聞くのですが、そこでたいてい、こう聞きます。

それ、本当に立てないんですか?
立ち上がることができないんですか?
立位が保てないんですか?
立つという活動の、どの部分ができないんでしょう。
どこができないのかわからなかったら、まねしてやってみましょうか。

・・・ってやってると、「あれ?」となることがあります。

そういえば、こういうときは、立ってます。
立ってるときがありました。
それは、こんな感じでした・・・
あ。立てなく、なかったです。

「この人は立てない」と思っていると、必要以上に介助してしまいます。
以前ある看護師さんが「看護教育での介助は、全介助(動けない人を想定して動かす)しか教えないから、そこまでしなくていい場合はむしろ介護の人の方が教えられてるんじゃないかな」と言っていました。
立てないんだったら、立てないどの部分が難しくて、助けを必要としているのか。
キネステティク・クラシックでは、サポーターレベルでそこを考えていったりします。
でもその前に、他の人のことを考えるのは、パーソナルレベルで自分のしていることに気付く体験をしてから。
どんなことをするのか知りたい方は、まずは体験会にどうぞ。
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石巻と仙台でもらったレシート。小さい地元愛が嬉しくてなんか捨てられない(それが溜まる原因だから)


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